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世界TRIZ関連サイトカタログ集 (世界WTSPカタログ集) |
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掲載: 2019. 8.8; 更新: 2019.11. 4; 2020. 6.30; 7.15; 2022. 8.17 |
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編集ノート (中川 徹、2019年 8月 4日)
WTSPプロジェクトによる「世界WTSPカタログ集」あるいは「世界TRIZ関連サイトカタログ集」の暫定初版がここにその姿を現しました。本ページはそのトップページです。この和文ページは概要を示すことにし、詳細は英文ページ
を参照・利用下さい。
本ページをつぎのように構成します。
(1) 「世界WTSPカタログ集」の原資料(ソースドキュメント)とそのフォルダ構成
(3) 「世界WTSPカタログ集」の (A) 「世界TRIZサイト 基本カタログ」(◎○サイト集)
編集ノート (中川 徹、2020年 7月14日)
WTSP 世界TRIZ関連サイト カタログ集 β版(2020.6.30)を完成・公開しました。 二つの柱(TRIZサイトカタログ集とTRIZ周辺サイトカタログ集)を持ち、印刷用カタログ集(◎〇)があります。その簡単な紹介は
、実際のカタログ集は
![]()
を参照下さい。
これを機に、英文・和文のサイトをいろいろ改良しました。いままでのWTSPプロジェクトのサイトは、「カタログ集を作るための活動」を主目的としていました(親ページは![]()
)。今回、カタログ集(ベータ版)が完成しましたので、「カタログ集を読み・使う」ことを目的とする、ユーザのための便利なサイトを作り上げました(本ページがその親ページ
![]()
です)。どうぞ、ご活用下さい。
編集ノート (中川 徹、2022年 8月17日)
WTSP カタログ集の紹介「世界TRIZサイト/TRIZ周辺サイトカタログ集の紹介」 のページ
を作りました(2022. 1.24)。ぜひ参照ください。
このたび、(C) TRIZ周辺サイトカタログ集を全面的に推敲拡張しました。(C1) トップ索引(◎)、(C2) 基本索引(◎〇)、(C3) 拡張索引(□)、および(C1P) トップカタログ印刷用(◎)、(C2P)基本カタログ印刷用(◎〇)を作り上げて、公開しています。ただ、(A) TRIZサイトカタログ集の開発は遅れており、(A1) トップ索引(◎)、(A2) 基本索引(◎〇)、および(A1P) トップカタログ印刷用(◎)、(A2P) 基本カタログ印刷用(◎〇) を作りましたが、主要6か国ばかりのサイトの収録ができていず、不完全な段階です。(A3) 拡張索引は未完です。世界的な協力体制がまだよく作れていません。
(1) 「世界WTSPカタログ集」の原資料(ソースドキュメント)とそのフォルダ構成
(2019. 8. 4)
このカタログ集では、 世界各国から関連サイトの情報が送られてきて、それらの更新を管理しつつ、世界全体としてまとめた数種類の索引(カタログ)を作成し、長期間にわたって有用な内容に更新していくことを想定しています。このため、それらの原資料をきちんと管理すること、それを可能にするフォルダ構成にすることが大事です。
本プロジェクトは下図のようなフォルダ構成にいたしました。
(a) 各国のWTSPチーム(チームコードは、インターネット上の国記号XX)は、その国でのTRIZ関連サイトを収録して、サイト記述をまとめたファイル(Sites-XX)と、それを所定の形式で一覧表の形にしたファイル(Index-XX)とを作成します。これらを単一のフォルダ内に入れ、Index-XX中の各サイトをクリックすると、Sites-XXファイルのそのサイトの記述が表示されるように、小さなWebサイトを構成、テストをしたうえで、WTSPプロジェクトに提出します。
国の範囲を越えたトップダウンでのサーベイプロジェクト (チームコード TNaaなど)の場合も同様です。TRIZ関連サイトだけでなく、TRIZ周辺の(創造的問題解決やイノベーションに関する広範な)各種方法論のサイトをも積極的にサーベイを実施しました。(b)WTSPカタログの管理者(現在は中川)は、受け取ったデータを一つのフォルダ(Team-XXフォルダ)とし、データの不備をチェック修正、動作確認をします。特にIndex-XXのデータは、世界の他のチームのデータと統合して利用しますから、整合性が重要です。
(c) 各国のデータが集まった段階で、世界全体の索引を作る作業を、別フォルダ(Workingフォルダ)で行います。各国のFlat Table (Index Table) を集めて、Excelで一つの大きな Flat Table を作り、いろいろな観点からの選択、分類、並べ替えをして、新Flat Table (Index Table) を作ります。それをHTMLに変換して、WTSPカタログのフォルダ中のWorld フォルダに入れ、Index-World-A などにします(実際のフォルダ名は後述)。
(d) この Index-World-Aの中の各サイトのハイパーリンクを調整して、「世界WTSPカタログ集の中の新しい一つの世界索引(カタログ)」が出来上がります。このようなカタログを作るときに、原資料のサイト記述の部分をまったく操作しなくてよいことが、大きな特長です。この種の世界索引を使用するときには、WTSPサイト上で、索引を参照し、個別のサイト記述は索引中の(左端の)サイトコードをクリックして、元のSites-XXフォルダの記述を呼び出します。
(e) 上記の(d)の世界索引をもっと便利に使えるように、「世界WTSPカタログ (印刷用)」を作りました。(d)の世界索引で、索引の一覧表の後ろに、すべてのサイトの個別の説明・紹介を索引順に並べたものです。WTSPサイト上でも使えますが、HTMLページとともにPDFファイルが作ってあり、PDFをダウンロードして、印刷可能で、またユーザのPC上で(WTSPサイト上と同様に)利用できます。
(f) 以上のやり方で作成した「世界WTSPカタログ集」は、つぎの3項目で各2 (3)種あり、2×3×2で12種類を計画しています。
テーマ範囲別: 「TRIZサイト集」 + 「TRIZ周辺サイト集」
サイトの評価レベルに基づく詳細度別: 「トップサイト集(評価◎)」 + 「基本サイト集(評価◎○)」 + 「拡張サイト集(評価□)」
サイト記述の参照法別: 「カタログ(オンライン)(索引)」 + 「カタログ(印刷用)(索引+サイト記述)」(g) 個別のサイトの記述の更新は、Sites-XX内ではサイトコード(サイト番号)を変更しない限り適時行えます。ただし、Index-XXに記述している項目に変更が及ぶ場合には、つぎのカタログ構成の時期まですぐには反映できません。(カタログ集の構築段階である当分の間は)更新・改良の寄稿を常時受け付けて、できるだけ速やかに反映させ、年4回(3月末、6月末、9月末、12月末)に定期更新する計画です。構築が完成した後にも、2年に1度の大きな定期更新をすることを計画しています。
(2) 「世界WTSPカタログ集」の構成と使い方
(2019. 8. 4;2020.7.15; 2022. 8.17)
「世界WTSPカタログ集」は、ユーザの目から見ると、下図のような構成になっています。
すなわち、ユーザはまず、「世界WTSPカタログ集」のトップページ
に入ります。そこには、各種の索引(すなわちカタログの詳細目次)が並べられています。
最初に示されているのは、(各国やサーベイからの索引ではなく) 「世界TRIZサイト集(A)」と「世界TRIZ周辺サイト集(C)」の総合情報です。一通り読んで、すぐに(A)(C)のどちらかに行くのが普通でしょう (次項参照)。特別なケースでは、各国からの元原稿、各種サーベイからの元原稿を見るために、これらのIndex-XX ファイルやSites-XXファイルを直接に参照することもできます。
索引の中の各サイトの詳細情報を知りたければ、左端の欄にあるサイトコード(XX-mmなど)をクリックします。すると、そのサイトの記述がウインドウに表示されます。(なお、CTLキーを押しながら、サイトコードをクリックすると、サイトの記述が別ウインドウに表示されるので、便利です。)サイト記述そのものは、どの索引から呼び出しても同じものが表示されます。索引もサイト記述も、適時更新されており、トップページからはいつも最新のものにアクセスできるようにしています。
(3) 「WTSP 世界TRIZサイト カタログ集(A)」
(2019. 8. 4; 2020. 6.30)
これは、「世界WTSPカタログ集」の中の 第一の柱をなすものです。TRIZのサイト (TRIZに直接関連する、主題として取り上げているサイト、あるいはそのようなページのあるサイト)を集めたものです。
ここには、親ページ(A) と下記の4種の索引/カタログ(印刷用)とがあります。
(A) 世界TRIZサイト カタログ集
(説明・親ページ)
(A1) 世界TRIZサイト トップ索引(◎)-- (◎ 23 サイト) (2021. 8.22)
(A2) 世界TRIZサイト 基本索引(◎○)-- (◎ 23 サイト, ○ 39 サイト) (2020.12. 1)
(A1P) 世界TRIZサイト トップカタログ(◎)印刷用![]()
(2020.12. 1)
(A2P) 世界TRIZサイト 基本カタログ(◎○)印刷用![]()
(2021. 8.22)
親ページ(A)
は、サブページの全体の構成や使い方、読み方を説明したものです。 (簡単な紹介は
参照。) その最初の表は、4種の索引/カタログの性質・目的の違いを明確にしています。
さらに、各索引/カタログ内の各サイトの記述項目について、説明しています。そのうち、重要なものは以下のようです。
サイトコード: XX-nn 等の形式。記載した国(またはサーベイ)を示し、その中での指定番号(固有)。クリックするとサイト記述に飛ぶ。
サイト評価: 5段階の(暫定的)評価: ◎ 最重要(トップ30程度)、○ 重要(次の100程度)、□ 世界カタログに掲載、△ 各国のカタログに掲載、−掲載せず/無関係。
サイトの役割(Roles): サイト/サイト所有者の役割・目的・性格など。分類コードの一覧は参照。多くのサイトは複数の役割・性格を持っているので、その主たるものから複数記述する。世界WTSPカタログ集では、記載の全サイトを各サイトの主たる(最初に記述されている)役割で分類・配列している。(各サイトを複数個所に記述しない。)
各サイトの記述について、その詳細度はつぎの4段階があります。
(0) 基礎データ: (カタログの)索引(部)に一覧表示している項目の記述。サイトコード、評価、サイト名(略称(正式名称))、サイトドメインURL(プロトコル付き)、所在国、サイト記述言語(複数あり)、サイトの役割、サイトの1行紹介、ノート(詳細記述の有無、(c)記述のファイル名)。
(a) 複数行(3〜15行程度)、自由書式での紹介文。サイトのオーナー以外の第三者(インターネットでの調査者、国のEditorなど)が記述するときに多く使う。サイトを個別に訪問調査して記述するが、サイトのトップページ、「About us」ページ、その他の主要ページから抜き書き記述することも多い。次項(b)での記述が望ましい。
(b) WTSPプロジェクトでの標準書式(A4 1頁、(.docx)
)による記述。WTSPプロジェクトが全サイトのオーナーに記述・提出することを要請しているもの。上記(0)の基礎データの他に、適用フェーズ(*)、適用分野(*)、方法(*)、紹介記述(5〜10行程度、自由書式)、その他の詳細情報(特記記事、詳細記述ファイルなど、任意)、記述者・記述日付、の項目がある。(*)の項目は、別紙指定の選択肢の一覧から(複数)選択して記述する。これら(*)の項目は、サイトの役割と同様に、ユーザがサイトを探すときに記述・分類してあることを望む項目であるが、記述する側では、統一性・一貫性を保つことが随分難しい(先行例を参照して記述ください)。この(b)の記述は、サイトオーナーなら自覚・認識している内容であるが、第三者が記述することは困難である。
(c) 自由書式での詳細・特記記述(A4 2〜5頁程度、もっと長くてもよい)。上記の(b)においては、そのサイトの特徴等を自由に記述できるのは5〜10行程度にしか過ぎません。各サイトのオーナーが、自分たちが新しく開発した方法、活用の実績、TRIZその他の方法論の中での重要さ・位置づけなど、いろいろなことをもっときちんと書いて世界に広く知ってもらいたいと思うのは当然です。また、そのような記述はユーザにとっても有用な情報です。そこで、この自由書式の記述を、オプションとして設けました。最重要サイト◎、重要サイト○については、この記述を奨励し、要請しています。この詳細記述は、各サイトで独立の付属文書として、サイト記述(b)から呼び出す形式にしています。
各索引/カタログ(印刷用)の使い方についても説明しています。
「索引」(A1)(A2)は、WTSPサイト上で使い、各サイトのサイトコードをクリックして、原稿ファイルのサイト記述を参照します。
「カタログ(印刷用)」は、WTSPサイトで閲覧でき、索引部のサイトコードをクリックすると、そのカタログ内に収容したサイト記述を読み出します。さらに、このカタログはPDF形式でも提供されており、無料・登録不要でダウンロードできます。PDFから印刷することもできますし、全てのハイパーリンクが活きていますので、自分のPC上でWTSPサイトと同様に活用できます。著作権はWTSPプロジェクトが保有しています。
これらの「世界TRIZサイトカタログ集」を作った元の原稿に直接アクセスすることもできます。(A)のページ内に一覧表が作ってあり、そこのIndexファイルおよびSitesファイルをクリックしてアクセスします。
これらをアクセスして分かるように、現在の「世界TRIZサイトカタログ集」は、4ヵ国からの寄稿と2件のトップダウンサーベイのデータだけでまとめています。このため、重要なサイト、優れたサイトで掲載漏れになっているものが多くあります。サイトの紹介記述も、(0)だけのもの、(a) 段階のものなど、不十分なものが多くあります。サイトの評価についても吟味するべきことが多くあります。これらすべてのことは、今後時間をかけて、世界各国の、多数のサイトオーナーの、協力を得て、改良していくしかありません。このような不十分さをご理解の上で、このカタログを参照・利用下さい。
[一方、(C) TRIZ周辺サイトカタログ集の場合は、中川が、インターネット検索を組織的に行い、検出した約1000のサイトの調査をし、(a)レベルの紹介をし、評価分類をして、世界カタログ集 (C1)(C2)(C3)(C1P)(C2P)の一式を完成させました。英文だけですが、ご活用ください。後述。(2022. 8.17)]
さて、このカタログをご覧になって、どのような感想をお持ちですか?世界のTRIZサイトについていままでどれだけ知っておられましたか?有用な情報はありますか?あなたはどんなことを知りたいですか?このカタログをどのように改良していくとよいでしょうか?どうぞ、感想・意見・質問・寄稿等をお寄せ下さい。
(4) 「WTSP 世界TRIZ周辺サイト カタログ集(C)」
(2019. 9.30; 11. 4; 2020.6.30; 7.15; 2022. 6. 3; 8.17)
世界の「TRIZ周辺」サイトのカタログ集(C)が、本「世界TRIZ関連サイトカタログ集」の第2の柱です。 これは私たちの基本方針、すなわち、「(古典的および現代化)TRIZだけでなく、もっと広く、プロセスや目標を共有しているさまざまな方法論や実践を広くカバーして、考え・仕事していくべきだ」ということを反映しています。
このために、私は精力的なインターネット検索を行いました
。使ったキーワードは、創造的思考法、創造的問題解決、イノベーションのプロセス/戦略、品質/価値/コスト/生産性、特許/知的財産権、などです。6種の検索の結果、総計 1,008件のサイトを検出し、それらを一つ一つ訪問して、その内容の概要を調べました。そして、 ◎ 36サイト、○ 137サイト、 □ 287 サイトを得ました(ただし、一部に重複を含む)。さらに、「TRIZをも含める」ために、TRIZの ◎○ サイトの一部(特にTRIZからの拡張を含むもの)を加えました。また、日本のTRIZ周辺サイト ◎○□ を追加し、考えている視野の範囲を例示しました。
「(C) 世界TRIZ周辺サイト カタログ集」の構成は、上記(A)と同様で、親ページ(C)と6つのサブページがあります。
下表には最新版のカタログ集でのサイト数を示します(2022. 8.17)(C) 世界TRIZ周辺サイト カタログ集
(説明・親ページ)
(C1) 世界TRIZ周辺サイト トップ索引(◎)-- (◎ 34 サイト) (2022. 8.17)
(C2) 世界TRIZ周辺サイト 基本索引(◎○)-- (◎ 34 サイト, ○ 142 サイト) (2022. 8.17)
(C3) 世界TRIZ周辺サイト 拡張索引(□)-- (□ 244 サイト)(2022. 8.17)
(C1P) 世界TRIZ周辺サイト トップカタログ(◎)印刷用![]()
(2022. 8.17)
(C2P) 世界TRIZ周辺サイト 基本カタログ(◎○)印刷用![]()
(2022. 8.17)
索引/カタログ(印刷用)の読み方、使い方などは、上記の(A)と基本的に同じですから、上記を参照下さい。
現在の「世界TRIZ周辺サイト カタログ集(C)」のデータは、ほとんどすべて、中川がサーベイし、紹介記述したものです。サイト紹介には、個々のサイトを訪問し、かなりの数のページを見たうえで、トップページ、「About us」ページ、その他の主要ページからの抜き書きを主体として、記述しました。(a)段階の記述(5〜 15行程度)になっています。
上記のように広範な分野を扱っていますので、私はもちろん世界の誰一人としてこの全分野・全主要サイトに精通している人はいないでしょう。ですから、本カタログでのサイトの紹介や評価には今後改良するべきことが多くあるでしょう。それでも、(あるいは、それだからこそ)このようなカタログで一覧にして、読み・使い・改良していくことに、大きな意義があります。世界の諸分野の方の協力を要請する次第です。
WTSPカタログ集のこれらすべてのサイトは、TRIZとその関連諸方法に関する貴重で有用な情報源です。私たちみんなが、これらの分野のどこかの初心者であれエキスパートであれ、これらから沢山のことを学ぶことができ、世界の沢山の人々に紹介していけることでしょう。
(5) 今後の拡張・改良の計画について
今後の拡張の計画の一つは、評価レベル□のサイトを収録して、「世界TRIZ関連サイトカタログ集」の本来の範囲をカバーすることです。下記の4種を計画していますが、多数のデータを必要とします。
コード
名称
収録サイト
サイト記述の所在
使い方
ファイル 目的・意図
◎
○
□
WTSPサイト上
ユーザのPC上 (A3)
世界TRIZサイト 拡張索引 (□)
--
(○)
□
分離
(個別元ファイルを参照)Yes
-- 工事中
拡張/
更新情報一時 保持(A3P)
世界TRIZサイト 拡張カタログ (◎)印刷用
--
(○)
□
包含
Yes
ダウンロード可、印刷、ユーザーPCで利用 工事中 拡張/
更新情報一時 保持(C3)
世界TRIZサイト 拡張索引 (□)
--
(○)
□
分離
(個別元ファイルを参照)Yes
-- 拡張/
更新情報一時 保持(C3P)
世界TRIZサイト 拡張カタログ (◎)印刷用
--
(○)
□
包含
Yes
ダウンロード可、印刷、ユーザーPCで利用 計画保留
拡張/
更新情報一時 保持
「カタログ集」というものの、本来の趣旨を考えると、つぎの3つの基本的な要求を満たすことが望まれます。
(1) 意図する範囲の優れたものを広く漏れなく収集し、評価・選択して、掲載すること。
これが第1の要求仕様です。「意図する範囲」については、まず分野について、「TRIZ分野」は比較明確で、「TRIZ周辺分野」 についても、検索キーワードの形で大体の枠組みができています。また、「全世界」をカバーするという意図も明確です。「Webサイト」を単位とすることも、比較的明確です。これらの収集においては、(言語の障害も大きく)単に「検索すればよい」ではすみません。各国での協力が必要・望まれます。
収集後の評価・選択は大事なことで、また困難なことです。優れたものを集め、掲載することが大事であり、玉石混交のままで評価が明示されずに掲載されているのでは、情報の価値が落ちてしまいます。「評価の基準」は、上記分野の「方法」としての、有用性、明快性、独自・新規性、応用性、発展性、使用実績、公開度などがあります。学術に偏らず、実用を考えています。評価基準を明示することは容易でありませんが、大体の理解は合意されるものと考えています。
「世界カタログ」は「各国カタログ」と対をなしている概念で、一つ(またはごく少数)の国や地域の中だけを対象(あるいはその評価の意義)とするものでなく、世界の広い範囲を対象(あるいはその評価の意義)とするもの、を考えています。「方法」というのは、普遍的な面が大きいので、特定の言語で記述され、特定の国・地域でだけ知られているものであっても、世界的な意義のあるものは積極的に評価するべきだと考えます。また、各国で普及させることの意義は大きいので、各国で少なくとも一つのサイトを世界カタログに掲載する方針です。
「世界カタログ」に採用するものの中で、さらに評価のレベルを3段階◎○□に分けています。「トップ30程度」、「つぎの100程度」、「その他」というのは、大雑把ですが、比較的分かりやすいものと考えています。上のレベルになるほど、列挙されている他のサイトと比べて同等以上の評価があるか、と考えればよいのです。その特定の分野に詳しい人であれば、分野内の世界での相対評価は自ずと知っているものと思われます。
評価は少数の個人でできるものではありません。沢山の人の目でレビューされ、ある程度の年月を経て安定していくものと、考えています。
(2) 掲載している各件について、適切で、分かりやすい紹介が記述されていること。
掲載している各件を紹介することは、必要なことです。ユーザはそれらの紹介を読んで、その中から自分が求めるものを見つけ、さらに深く調べて行くのです。紹介の「適切さ」には、その件の特徴を正しくとらえて紹介していること、ありきたりのことの説明でなく、特記するべきことを説明しており、他の類似の件と比較しても公正に表現していること、宣伝・誇張でないこと、実績に基づいていること、などがあります。
紹介は必要最小限から、簡潔で分かりやすいもの、意を尽くしたものなど、記述程度の段階が必要です。前記のように、(0)を必須、 (a) は第三者の記述、(b) はサイトオーナー全員に要請している記述、 (c)は随意で、◎○のサイトのオーナーに要望しているものです。サイトのオーナーの協力が求められます。
(3) ユーザが探したい種類・タイプ・内容・名称等のサイト(群)を、カタログから容易に見つけられること。
WTSPプロジェクトの標準書式 (b) で指定しているような、いくつもの項目での分類回答が、この目的での大きな手掛かりになりますが、サイト記述者にとっても、また探索ツールの開発にもいろいろ困難があります。WTSPカタログ集内での簡単な検索機能のインストールを考えるとよいのでしょう。
これらの観点を考慮して、今後も「WTSP 世界TRIZ関連サイトカタログ集」の拡充・改良を継続します。
このボランティアでのプロジェクトを通じて、世界のTRIZ関連分野のコミュニティが、情報を共有し、連携して活動していけるようにすること、が大事な目標です。それによって、TRIZに関連する広範な方法論の世界への普及が進みます。
最終更新日 : 2022. 8.17 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp